【オーディブル】
時間:5時間半
聞きやすさ:クセがなく聴きやすい。演じ分けはあまり感じられないが、誰の発言なのかは問題なくわかる。
【どんな人におすすめ】
頑張っているのに成果が出ないと感じている人。自分は“ツイてない“と思っている人。前向きになりたい人。いつもご機嫌でいたい人。
【本全体の感想】
小説なのだが、自己啓発書を読んだ気持ちになった。
親の子に対する切実な思いに泣けた。
特に「すべての努力は報われるか」以降の章が、学びになり強く印象にのこった。
【 印象に残った考え方】
「実際あるけど、絶対ない」の章について。
ご機嫌でいたからといって、いいことが起こらないことは実際ある。
しかし、絶対にいいことが起こらないわけではない。
この言葉には納得した。
こうした前向きな言葉を聞くと、
「ずっと前向きに生きていても、それでもいいことが起こらないまま人生を終える人もいるのでは?」
と考えてしまうことがある。
本作では、その問いに対する答えも示されている。
ネタバレになってしまうので詳しくは書かないが、とても印象に残る場面だった。
【印象に残ったシーン】
朝食にお米を食べたことを通して、宇宙にまで思いを馳せるシーンがある。
これだけだと壮大すぎて「何のこっちゃ?」と思うかもしれないが、本作ではうまく噛み砕かれて説明されていており、個人的に納得できるものだった。
また、アドラー心理学の「共同体感覚」に通ずる部分もあると感じた。
【自分とのつながり】
保険そのものの話についても感動した。
私自身、掛け捨て保険に加入している。
格安とはいえ長年契約していたので、そろそろ見直しして解約しようかと考えていたタイミングであった。
解約するとなると、今までの支払いが「損だった」と考えていた。
しかし、そんなことはなかったと思えた。
保険の見直しについては、引き続き検討するつもりだが「損をしていた」気持ちが本作のおかげで解消された。
【読後の余韻】
ここまで読んで、「常にご機嫌でいることの重要性」について自分の中でかなり納得できた。
それでも、「でも」「だって」と反論したくなる自分もいる。
その理論は絶対ではないよね?と思ってしまうのだ。
今すぐは無理でも、時間をかけて、少しずつ自分の中に落とし込んでいきたいと思っている。
伏線の回収も軽やかで、読後は前向きになれる本だと感じた。
話が少し逸れるが、この「でも」「だって」と反論したくなる思考は、「具体と抽象トレーニング」で解説されている内容に近い気がする。
この本は新しい価値観を得ることができた、個人的にとても勉強になった一冊だ。
こちらもいずれ感想を書きたいを思う。
【読書感想】運転者
オーディブル
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